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(合格率100%⁉フォークリフト講習とは)物流におすすめの国家資格

フォークリフトの免許についてご紹介します。

これからフォークリフトの免許を取る方や物流業界で働きたい方向けの記事です。

車の運転と似ているフォークリフトですが、実はフォークリフトは自動車の運転免許では操縦できません。

意外に知らない方も多いのですが、フォークリフト、小型移動式クレーン、玉掛けは国家資格です。 1度取得すれば更新もない永久資格です。

国家資格かつ永久資格ですが、合格率は100%に近く難易度も低いのでおすすめの資格です。

またフォークリフトを使用する物流業界は将来性も高く、営業や管理などの事務系に転職する際も有利となる資格!!

今回はフォークリフトの資格について分かりやすくご説明します。

フォークリフト運転技能講習とは

ここではフォークリフトの免許を取得する講習についてご説明します。

最大荷重1トン以上のフォークリフトでの作業ができる資格

フォークリフトとは、荷を積載する、フォーク、ラムなどの装置及びこれらを上下させるマストを備えた動力付き荷役運搬車両のことを言います。

労働安全衛生施行令第20条第11号において「最大荷重(フォークリフトの構造及び材料に応じて基準荷重中心に負荷させることができる最大の荷重をいう)が1トン以上のフォークリフトの運転(道路上を走行させる運転を除く)の業務」に就くものは、「フォークリフト運転技能講習」の資格が必要とされています。

教習所によって4日間連続のコースと2週にわたる土日コースを実施しております。
最寄の教習所講習日程をご覧ください。

講習料 A29,950円 / 1名 (受講料28,300円+教材費1,650円) ※消費税含
  • (Aの要件)・大型、中型、普通自動車運転免許所持者の方

講習料 B19,600円 / 1名 (受講料17,950円+教材費1,650円) ※消費税含
  • (Bの要件)・大型特殊自動車運転免許所持の方。
  • 大型、中型、普通、大特(キャタピラを有する自動車のみを運転することを条件とするものに限る)を有し、フォークリフトの特別教育を修了し、その運転経験が3月以上の方・フォークリフトの特別教育を修了し、その運転経験が6月以上の方。

フォークリフト資格取得の難易度はどれくらい?

フォークリフト免許の受講数や合格率は公開されておらず、正確な難易度は分かりません。

しかしながら、受講生のほとんどが「フォークリフト免許」を取得しており、取得できなかったという方をみつけるほうが難しいくらいです。

18歳以上であれば、特別な受講資格はありませんし、フォークリフト免許を取得することで仕事の幅が広がり、会社によっては資格手当などの待遇アップもあるので非常にメリットがある資格であるのは間違いありません。

国家資格で合格率もかなり高いのでおすすめです。

「フォークリフト免許」の申し込みと合格までの一般的な流れ

ここからは、最大積載荷重1トン以上のフォークリフト作業を行うために必要な「フォークリフト運転技能講習」について解説をしていきます。

フォークリフト試験の合格率は

フォークリフト資格は難易度が高いとは言えず、特別な準備がなくても取得が可能です。

合格率は100%に近いといわれています難易度は高くありませんが、試験に落ちた方は実際にいらっしゃいます。補講を受けて再受験することにならいないように、遅刻せずにしっかりと学習しましょう。

とは言っても、数日にわたっての受講になるため、スケジュール管理も必要になり、それに伴って申し込みや予約が必要になってきます。

ここでは、フォークリフト資格取得のための、申し込みや予約、注意点などを解説していきます。

フォークリフト資格の受講資格や場所は?

フォークリフト資格の受講資格は特になく、満年齢18歳以上であれば誰でも受講は可能となっています。

受験場所は、各都道府県の労働局に登録された教育機関で受講することができます。

運転技能講習は全国各地で開催しています。受講したい都道府県名や市町村名と「フォークリフト運転技能講習」で検索すれば、近隣で受講できる会場を見つけることができるでしょう。

自動車学校のコースの1つであったり、フォークリフトメーカーが講習を設定しいてる場合があるようです。

まずは、申し込みと予約

まずは、労働局のホームページからフォークリフト講習を受講したい場所を決めましょう。

「フォークリフト運転技能講習修了証」の場合、最大5日の講習があるため、通いやすい場所を選ぶことが大切です。

中には受講料の中に昼食が含まれている場所もあるようで、色々探してみるといいかもしれません。

受講場所を決めたら、実施日や講習会場を確認し、さっそく申し込みを行いましょう。

教育機関によって申し込み方法はことなり、最近ではWebでの申し込み対応も増えてきたので非常に便利になってきました。

受講申し込みには、申込用紙、証明写真、本人確認書類、講習代金が必要になってきます。

各教育機関によって、提出方法や期限がことなっているので、しっかりと確認しましょう。

フォークリフト資格は人気があるため、希望の場所や日時を選べなくなってしまうこともあります。最低でも1週間前には申し込みを終えるようにしましょう。

学科講習と学科試験 注意点と対策

「フォークリフト運転技能講習」の一日目は、学科講習となっています。

学科内容は、4つの分野に分かれており、内容は以下の通り。

①フォークリフトの走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識

②フォークリフトの荷役に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識

③フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識

④フォークリフトの法律や規則、規制に関する知識

初見の方にとっては「走行に関する装置?」「力学や法律?」と聞くと大丈夫かと思うかもしれませんが講義では、講師の方が学科試験で「でるポイント」をしっかりと教えてくれるので、ほぼ受講生の全員が合格できています!

持っている免許によっては学科講習免除

「フォークリフト運転技能講習」には11時間の学科講習がありますが、これまで取得してきた免許によっては免除される内容もあります。

「普通自動車免許」または「大型特殊自動車免許」を取得していれば、「フォークリフト本体の構造・取り扱い方法」4時間が免除されますので、学科免除に当てはまる方は多いのではないでしょうか。

実技講習と実技試験 注意点と対策

学科試験に合格すると、いよいよ実技講習に進むことになります。

実技の服装は、試験場によって用意するものが指定される場合もあるようですが、特に汚れることもないので動きやすいものであれば、普段着で問題ありません。

履物もスニーカーや安全靴などであれば問題ないでしょう。

多くの場合、ヘルメットに関しては貸出となっているようなので確認しておきましょう。

実技講習の内容は「走行の操作」と「荷役の操作」の2つとなり、2~3日かけて操作技術を取得していきます。

フォークリフトの運転が初めての方は、自動車と感覚が異なり慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

実技講習で一番重視されるのは「安全確認ができているか」なので、操作を焦らず行っていくことが大事です。

場合によっては、講習後に補習を受けなければならないこともあるようですが、操作取得までに十分な時間が用意されていますので、しっかり講習を受けて1つ1つの操作を丁寧に行うことを心がけて下さい。

講習後に行われる実技試験の内容は、専用のコースで走行、荷役手順に対して100点満点から原点方式で採点され、70点以上で合格となります。

しっかりと実技講習を受けていれば、焦らず操作を行うことでほとんどの方が合格されるようです。

ただし、中には危険な運転を行うことで一発不合格になる方もいるようで、安全確認を怠らないことが重要です。

「操作技術」より、いかに「安全確認」を怠らないかということに注視しましょう。

実技試験では指差しや後方確認などの安全確認を必ず行いましょう!

まとめ

今回は、フォークリフトを操作するために必要となる「フォークリフト免許」について解説していきました。

荷物の運搬等で欠かせないフォークリフトです。

物流の需要は近年急速に高まっており、今後も増加していくと考えられています。

資格を持つことで仕事の幅も確実に広がりますので、ぜひこの機会にフォークリフト免許取得に挑戦してみてはいかがでしょうか?