仕事において高い成果を出すためには、自身に合った目標を設定することが重要です。
しかしながら倉庫作業など現場職の場合だと、目標を立てるのが難しいですよね。
今回は、物流業界で働いている方に向けて、目標設定の方法をご紹介します。
上司がうなる目標設定ができるようになり、仕事で成果を出すための指標の参考になりますよ。
この記事は物流で働く方に向けて書いています😄
目標設定とは
会社によっては目標設定を求められることがあります。目標設定とは、個別の目標を立てて、上長と部下の間、または組織内で管理していくことです。
目標設定では、主に数値を用いて管理する定量的な目標と、定性的な目標と分けて作成します。
定量目標:商品事故を5%削減する、人身事故を1件削減するなど
定性目標:新入社員の業務指導を行う、毎日の5Sを徹底し職場をきれいに保つなど
目標設定の重要性
目標設定では、個人の目標までに足りない要素を把握し、取り組み姿勢や、やる気の向上を期待できます。上司からのアドバイスもしやすく、ゴールへの道がそれている場合も途中で修正できます。
物流の現場職においても、目標設定は必要です。もし目標設定作成や上司との面談がない場合は、注意が必要です。
目標設定のメリット
目標設定には組織の目標ととその達成に向けた施策が記載されます。定期的に上長と進捗確認を行うことで、個人のモチベーションを維持し高い成果を生みます。
物流においても、組織の目標は数値化されています。一度ご自身の仕事がどのように会社に貢献できているか考えてみましょう。
記載する項目
こちらでは抑えておきたい項目を4つ紹介いたします。
目標
何を目標としているのかを具体的に記載します。数値を用いて設定すると効果的です。
達成基準
設定した目標をどのあたりまで達成を目指すのか記載します。数値目標が設定してある場合は、その内何割以上を達成とするのか明確にしておきましょう。
達成期日
設定した目標をいつまでに達成するのか記載します。長すぎたり短すぎたりしないよう、適切な期限を設けましょう。
具体的アクション
設定した目標をどのように達成していくのか、具体的なアクションを記載します。こちらも数値を用いると効果的です。
組織全体の目標に合わせた設定とする
組織全体の目標としては、売り上げ、利益、品質などがあります。
個人の目標は組織全体の目標と紐づいてなくてはいけませんので、個人目標の先に組織全体の目標達成に結びつくようにしましょう。
現場職の目標設定事例
ここからは実際に物流の現場職で目標設定の事例をご紹介します。
目標内容(全体)
品質の向上
目標(個人)
ピッキングミス年間10%削減
期日
3ヵ月
具体的取組
ピッキングのマニュアルを作成し、週に1回作業員全員と内容の読み合わせを行う。
目標内容(全体)
作業人件費10%削減
目標(個人)
人時間生産性 10%向上
期日
3ヵ月
具体的取組
・AGVを導入し、出荷作業の効率化を行う(月間50人時削減)
達成可能な目標を立てて仕事に取り組もう
物流の現場職での目標設定では、組織全体の目標と個人で達成すべき目標が一致していることが重要です。日々の作業で、品質や作業生産性を向上するよう取り組むことで目標設定も簡単になるでしょう。