・物流業界への転職を考えている方
・未経験での転職を希望されている方
・志望動機でどのようにアピールしたら良いか分からない方
志望動機ってどのように書いたらいいか分かりにくいですよね?
私は飲食業界から物流企業に転職をしましたが、志望動機にはとても悩みました。
そこでこの記事では物流業界へ転職する方の志望動機の書き方をご紹介します。
物流業界は未経験でも転職しやすい業界です。
物流業界は”裏方のイメージが強く”人気が高くない業界ですので、
未経験での転職をする場合は候補にいれましょう
しかしながら書類選考を通過しなければ、当然ですが採用されることはありません。
私自身、飲食業界から未経験で物流管理に転職をし、収入および休日日数が1.5倍以上となりました
今回は、書類選考に通過できる物流業界の志望動機の書き方について例文を交えて解説します。
物流業界の動向を踏まえた志望動機の書き方がわかりますので、採用率アップにつながりますよ。
物流業界は将来性が高い=転職におすすめ
物流業界は今後もなくなることはありません。
今後も社会は発展を続け、ますますデジタルな世の中になることが予想されます
それに伴って物流業界の担う役割も大きくなっていくと考えられるため、将来性のある業種だといえます。
物流業界の動向について、国土交通省の物流政策課「物流を取り巻く動向について」(令和2年発表)によると
運輸業界は約38兆円産業。うち、物流業界は約24兆円を占める一大産業。
001354692.pdf (mlit.go.jp)
物流業界は、全産業就業者数の約4%を占めている。
以上のことから物流業界は市場規模も大きいことが分かりますね。
物流業界を勉強し志望動機に入れ込む!
物流業界への転職を希望する場合は、業界研究は必須です。そこでここではそもそも物流業界とは?といった内容にお答えします。
物流業界とは
物流業界は、物を運ぶことや保管することを業務としている業界です。
よくイメージされるのが、トラックでの配達ですがほかにも様々な業務があります。
原材料や製品を運んだり保管したりしないと、製造や販売はできないため、経済を基礎的に支えている業種と言えますね。
新型コロナウイルスの影響で、物の動きは一時的に減少していましたが、日本国内はインターネット通販市場の需要が拡大したため、国内物流は堅調でした。
これらの分野は現在でも業界規模は拡大を見せています。しかしながら運送の現場では人手不足やそれに伴う長時間労働の問題などが生まれていることも。それらの問題をどのように解決できるかが、今後の物流業界の大きな課題となっています。
物流業界では人手不足や長時間労働の課題がありますが、物を運ぶことは今後なくなりませんので将来性は高い業界です。
飲食業界においても物流は重要ですので、物の流れの重要性は説明できますね
物流業界の職種
物流業界の職種としては、
①現場職
ドライバーや、荷物の搬出入に関わるフォークリフトオペレーターなどの実際に作業を行う職
②事務職
事務職は、経理や人事のような間接的で事務的な仕事、あるいはトラックやドライバーの配置や荷物の輸送状況などを管理する業務などです。
管理業務を効率よく行うためのシステムを開発・運用・保守するような仕事も事務職に分類されます。
顧客を訪問する営業もサービス職に分類してもよいでしょう。営業と集配を兼ねたセールスドライバーという職種もあります。
物流業界でも管理やシステム系の事務職はホワイトカラーに近い業務内容です。
主な輸送方法
物の輸送というと、トラックで運ぶことが浮かびますが、それだけではありません。
輸送方法にはトラック、鉄道、航空機、船舶があります
輸送方法としても、主たるもので、日本国内の輸送の約9割はトラックが使われていると言われています。
物流業界では人手不足や長時間労働の課題がありますが、物を運ぶことは今後なくなりませんので将来性は高い業界です。
3PL化により再編が進む物流業界
多くの企業では、商品を生産する際、原材料の調達などを企業内の物流セクションで行っていることが一般的です。しかし近年、「物流にかかるすべての業務を一括して第三者に任せる」という流れになってきました。これを「Third Party Logistics(3PL)」と言います。日本では、物流のノウハウを持った物流業者がこの3PLに対応しています。
物流各社は、企業の3PLのニーズに応えるために、違う分野の物流業者と提携するなどして対応しています。
事務所で管理を行う会社と運送会社が違うといったことも物流業界では多くあります。
3PL事業者が請け負う範囲は、資材などを調達する「調達物流」から、工場や倉庫の管理などを含む「生産物流」、商品を消費者に運送する「販売物流」、消費者から商品を引き取る「静脈物流」まで、実作業が伴うオペレーションとマネジメントが対象です。
物流業務を総合的に担う3PL事業者には、オペレーションを確実に実行する能力に加え、ロジスティクス全体を設計する能力が求められます。
飲食業界からの転職の場合は、まずは小さなことから始めますのでご安心ください。物流業界では長い目で人材を育てる企業が多いです。
オートメーション化が進む
今後日本の人口は減少すると言われており、物流業界では大きな課題となっています。
物流企業においてロボットによる省人化の取り組みは積極的に行われており、今後この流れは変わらないと考えられます。
通販で有名なアマゾンやユニクロでは、以前から倉庫内の商品管理のオートメーション化が進んでおり、複雑な注文内容にも正確かつスピーディーに対応しています。
飲食業界でも効率化は非常に需要な要素ですので、改善事例があればアピールポイントとなります。
配送の人材不足問題が深刻
通販市場の拡大により、個人の宅配便需要が増え続けている物流業界。しかし運輸・配送では人材不足が深刻な問題となっています。
とくに配送ドライバーの長時間労働は問題視されており、早急に対策・改善が求められます。志望動機の作成では、こうした配送業界の課題にも注目しておきたいところです。
ドライバーの高齢化や女性比率が低いことも問題点とされています。
今後老若男女問わずコミュニケーションをとれる人材の重要性は増していきます。
物流業の志望動機の書き方のポイント
志望動機に最低限書いておくべき要素を紹介します。
物流業界を選んだ理由を伝える
なぜ物流業界に興味を持ったのか、物流業界で仕事をしたいと思ったのかという理由を伝えます。物流に興味を持ったきっかけや、エピソードを思い出してみましょう。
志望企業を選んだ理由を伝える
数ある物流系企業の中で、なぜこの企業を選んだのかをきちんと伝えます。志望企業の研究をよくして、競合他社と異なる特徴や強みを見つけましょう。
物流業界の仕事を通じて実現したいことを語る
最後に、自分が就職できた場合に仕事を通じてどんなことをしたいかという内容を加えましょう。これにより、働くことに対して具体的なイメージを持っていることが伝えられます。
志望動機の説得力を高めるコツ
一文目に結論を持ってくる
文章は分かりやすさが第一です。
前置きが長いと、言おうとしていることが伝わりにくくなってしまうので、結論を一文目に持ってきます。
「なぜ物流業界で働きたいのか」「なぜこの仕事がしたいのか」ということを、簡潔に一言でまとめてみましょう。
必ず実体験を入れる
志望動機を書く際は、実際に体験したことや感じたこと、感動したことなど自分だけのエピソードを盛り込むといいでしょう。
問題意識の高さをアピールする
物流のいい面だけでなく、「自分が使っていて不便だと思う点」「物流で困ったこと」「もっとこうなればいいのにと思っていること」について書くのもいいでしょう。
業界の課題である人口減少やドライバー不足などの課題解決案なども自分なりにおっておくといいでしょう。
できれば前職で改善を行った実績と合わせて説明できると良いですね。
飲食業界での経験でアピールできるポイント
次の3点を意識していればアピールできます!
①体力がある ②小さな改善ができる ③ミスが少ない
①食品系物流企業の事例
私は物流業界でもの運ぶことを通じて、豊かな社会を実現したいと考えています。
御社は総合物流企業であり、国内の物流業界にはなくてはならない存在です。
特に低温食品輸送に強みがあり、運送をサポートすることで安定して供給を目指し、多くの人の生活を支えていきたいと考えています。
私は前職では飲食の調理という異なる業界でしたが、調理の際に行いました効率化の取り組みは物流業界の人口減少対策のための省人化案にも生かせると考えます。
また同僚とコミュニケーションを図り、チームとして売り上げ向上に向けて改善を行っています。
御社においても、運送会社やお客様と積極的にコミュニケーションをとることができ円滑な業務を行います。
最後に
いかがでしたでしょうか?
3PL化やオートメーション化など、物流の現場も急速に変化しています。
物流業界は業界全体として人手不足が叫ばれており、働き方改革などが進められている業界でもあります。
人手不足の解消を求めて雇用を拡大する企業もありますが、注目されている業界でもありますので、志望者は増えつつあります。
ライバルに負けないためにも志望動機をしっかりと練り上げ、採用担当者の記憶に残ることが大切です。
書き方のポイントを正しく理解して、印象深い志望動機を作成していきましょう。
業界研究をしっかりとして、説得力のある志望動機を書けるようにしましょう。