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【転職する方向け】フォークリフトの仕事がきついと言われる理由と向いてる人の特徴とは?

アルバイト求人や転職サイトで見かけるフォークリフト作業についてご紹介します。

物流業界も以前とは異なり、ロボットの導入や休日の整備など徐々に環境が良くなっておりますので、企業により環境は異なります。

フォークリフト免許は、国家資格です。

物流業界に10年以上勤めていますので、フォークリフトの仕事について興味のある方は参考にしてくださいね。

フォークリフトの仕事には、工場や倉庫でトラックから荷物を降ろすや荷物を所定の場所まで移動するなど重い荷物の移動が主な作業になります。

この記事では、フォークリフトの仕事がきついと感じる理由やフォークリフトの仕事が向いてる方の特徴・仕事の魅力についてご紹介していきます。

フォークリフトの仕事がきついと感じる理由

①身体への負担

フォークリフトの仕事のがきついと言われる理由1つ目には「身体への負担」があげられます。フォークリフトの作業は長い時間、同じ姿勢でハンドル操作をしています。

また狭い倉庫や工場内では何度もハンドルを切る必要があり、常にハンドル操作をしている状態なので腕への負担も大きくなります。

心配な方は職場見学の際に、重労働があるか聞いてみましょう。

ポイント:面接の際に職場見学がある場合は、①倉庫の温度帯(常温・冷凍など)②リフト作業者に女性がいるか③高額商品の取り扱いはありそうか などを確認すると良いでしょう

 

②仕事場の環境

2つ目には「仕事場の環境」があげられます。それは、工場や倉庫など空調設備のない場所での作業が多くなるからです。

取り扱う商品の特性により、空調がないところが多いです。

またトラックから荷物降す・積み込むといった作業は、たとえ屋内であっても外気温に左右されやすい環境にあるため、真夏の暑さや真冬の寒さに耐えなくてはなりません。

また、冷凍倉庫での作業になるとマイナス20℃になることもあるので、体調を崩してしまうことも少なくありません。空調設備のない場所での作業は、寒さにも暑さにも耐えなくてはならないので、厳しい環境での仕事だと言えるでしょう。

③荷物への配慮

3つ目には「荷物への配慮」があげられます。取り扱う荷物の中身は、瓶や缶のような破損しやすいものや高額な商品も中にはあります。荷物を破損させないためには、落としたりぶつけたりしないように細心の注意が必要となります。

一回の移動で数十万円分の商品を取り扱っていることもあります。

⑤残業がある

4つ目には「残業がある」ことがあげられます。トラックへの荷物の積み込みや荷下ろしがあるフォークリフトの仕事は、自分の都合で仕事の計画を立てるのが難しい環境にあります。

なぜなら、交通渋滞などの理由でトラックの到着が遅れることがあるからです。万が一トラックの到着が遅れれば、それに合わせて残業が発生する場合もあります。

⑤給料が安い

6つ目には「給料が安い」ことがあげられます。勤務先や経験・作業内容によっても異なりますが、フォークリフトの仕事の収入相場は、正社員で月給28万程度・派遣社員は時給1,259円・アルバイトやパートになると時給1,040円と日本の平均年収と比較するとやや低い傾向にあります

ただし、リフトなしの作業と比較した場合、リフト作業者は時給で+50円~300円ほど高い傾向にあります。

フォークリフトの仕事が向いてる人の特徴

では、どのような方がフォークリフトの仕事に適しているのでしょうか?ここからは、フォークリフトの仕事が向いている方の特徴をチェックしていきましょう。

特徴①車の運転が好き

自動車の運転など乗り物の「運転が好き」という方は、フォークリフトの仕事に適しています。後輪駆動であるフォークリフトを、乗りこなすにはコツが必要です。また狭い場所での操作は、高度なテクニックも必要となります。運転操作が好きな方なら上達も早く、長時間の運転操作も苦にならないはずなので適していると言えるでしょう。

特徴②性格が几帳面

また、「性格が几帳面な方」もフォークリフトの仕事に適していると言われています。破損しやすい商品を取り扱うことも多いフォークリフトの仕事は、落としたりぶつけたりしないように細心の注意を払わなければなりません。

また、性格が几帳面な方なら限られた空間商品を丁寧に扱ってくれるので安心して任せることができます。

特徴③上手に段取りが組める、細かい作業が好き

その他にも、上手に段取りが組める、細かい作業が好きめる方もフォークリフトの仕事に適しています。単純作業のように見えるフォークリフトの作業ですが、実際は保管スペースの確保や作業効率を上げるためにはどのように動けば良いのかなどを考えなくてはなりません。

計画性のない方では作業効率が下がってしまうこともあります。作業効率を上げるためにも、段取りが上手に組めることが必要です。

フォークリフトの仕事の良い点

ここまでは、フォークリフトの仕事がきついと言われる理由やこの仕事が向いている方の特徴について解説してきました。ここからは、フォークリフトの仕事のメリットをみていきましょう。

未経験でも始められる

フォークリフトの仕事は未経験の方でも始めやすい傾向があります。フォークリフトの仕事をするには、最大積載荷重が1トン以上の車両を運転するには国家資格である「フォークリフト運転技能講習修了」が必要となり、最大積載荷重が1トン未満の車両でも「フォークリフト運転業務に関わる特別教育」を受ける必要があります。

フォークリフトの仕事は未経験者歓迎という募集も多く、中にはフォークリフトの資格支援制度が利用できる企業もあるので未経験者でも安心して始めることができます。

活躍の場が多い

また活躍の場が多いところもフォークリフトの仕事の魅力です。フォークリフトの活躍の場は、工場や倉庫・建設現場だけではありません。空港・イベント会場など重い荷物を移動しなくてはならない、様々な場所で活躍できます。

物流業界ではロボットやIoTなど、省人化の動きが進んでいます。

無人フォークリフトも導入されている企業はありますが、導入コストやスペース等様々な課題がありますので人がなくなることはないでしょう。

しかしながら、ただリフトの運転ができるより、効率化や品質向上の改善案を提案できる人材がより必要とされる時代となりました。

私のブログではそういった業務改善の情報を誰でもできるように発信していきます。

男女関係なく続けられる

「高齢になっても続けられる」ところもフォークリフトの仕事の魅力です。歳を取ってから手で重い荷物を運ぶのは身体に堪えます。しかしフォークリフトを使った作業なら、重い荷物を自分で運ぶ必要がなく身体への負担が軽減できため、高齢になってからでも続けることもできます。また、最近では、高齢者だけでなく女性が活躍できるようになったのも、この仕事の魅力と言えるでしょう。

実際私の職場でも女性のリフトオペレーターは増加しております。

フォークリフトの仕事に就いて物流を支えよう

フォークリフトの仕事がきついと感じる理由やフォークリフトの仕事が向いてる方の特徴・フォークリフト仕事の魅力についてご紹介しました。

大変なことも多いフォークリフトの仕事ですが、国家資格でありながら比較的簡単に資格が取得できるだけでなく、活躍の場も多くあります。また、一度資格を取得すれば長く続けられる仕事でもあるので、フォークリフト作業にて物流のプロフェッショナルを目指しましょう。